【文春】「遺体が運ばれてきても、涙は出なかった」現実の戦争は“映画とは大違い”…三國連太郎が生前に語った「強烈な戦争体験」

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1 : 2025/05/01(木) 06:50:00.88 ID:8aCox0CG9

4/30(水) 11:12 文春オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/5979eb614500e96045f444ea7979f85928a9e8e4

三國さんにとって、戦争とは何だったのか? c文藝春秋

「僕は、殺し合いに参加したくなかった。国家のためには、死にたくなかった。だから、気を失うまで容赦なく殴られました」

 戦時中の日本で、徴兵された若かりし頃の三國連太郎さん(2013年没、享年90)。兵士として戦争に参加することが嫌で、上官に気絶するまで殴られたことも…。戦地にいた約2年の経験が、三國さんの人生に与えた影響とは? 三國さんと30年来の付き合いで、最晩年まで取材を続けたノンフィクション作家の宇都宮直子氏の 『三國連太郎、彷徨う魂へ』 (文春文庫)より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/ 後編 を読む)

◆◆◆
■「『ビルマの竪琴』はメロドラマですよ」

 彼は昼間、「ビルマの竪琴(一九五六年、市川崑監督作品)」の話をしていた。

「あれ、多摩川の奥で撮ったんです。あとでビルマロケの分も加えられてますが。僕は合唱指導をする隊長の役でした。

 多摩川で歌ったんですよ、『荒城の月』。僕がこんなふうに棒を振りながら」

 三國は「荒城の月」を、伸びのある声でワンフレーズ歌い、「水島?」と主役の上等兵の名を呼び、北林谷栄の演じた現地婦人の声色を真似た。

 ヘイタイサンタチ、コニチワ。コレ、オボウサマノ、インコ。アンタラ、ニホン、カエルンカ。

「ずいぶん甘い作品だったですね、『ビルマの竪琴』は。完全なメロドラマですよ。全然、戦争を描いていない。

 僕にも戦争体験がありますが、戦地に展望を持った話なんかありません。いつ帰れるなんて話はしたことも聞いたこともない。

 よくしていたのは猥談です。それのほかに、慰めがなかった。さっきまで猥談をしていた兵隊が『突撃!』の一言で、気がつけば死んでいる。そんな世界ですから、戦争なんて。

 前線は、けっこう衝撃的でした。感覚が麻痺するのでしょうか。遺体が運ばれてきても、涙は出なかった。内地に送るため、骸から髪を切り取ったりはしましたけど、それだけ。

 遺体だって、野っ原に放っておくしかなかった。もたもたしていると、こっちまでやられてしまいますからね。

 死に鈍感になった分、恐怖には極端に敏感になりました。臭いや音、気配で、敵がどこにいるのかがわかるんです。近いとか遠いとか。数人かたくさんか。そのくらいの判断力、冷静さがないと生き延びられない。みんなが死ぬ。

 実体験から言えば、『ビルマの竪琴』は、センチメンタルです。内容がものすごく感傷的でしょ。

 実際はもっとドライですよ。亡くなった連中に対する思いよりも、生きて帰れる喜びのほうが断然強い。万歳、乾杯って思い。それが現実だった。

 戦地にいた約二年、僕はずっと戦争とはいったい何なのだろうと考えていました。そう思わざるを得なかった。

 誰が得するのかわかりませんが、いちばん損をするのは、撃たれて、死んでゆく兵隊たちです。

 僕は別に左翼でも何でもないですけど、意味なく弾に当たるなんて、真っ平でした。ほんとうに馬鹿らしいと思いました。

 あれはなんのための犠牲だったのか。僕は今でも、ときどき考えます」

■「僕は、殺し合いに参加したくなかった」

 戦争に対して、彼には特異な、でも、どうしても譲れない持論がある。その姿勢を貫いたため、戦地では日々、死ぬほど殴られた。敵軍ではなく、自軍の兵士に。

「僕は、殺し合いに参加したくなかった。国家のためには、死にたくなかった。だから、気を失うまで容赦なく殴られました。気絶して、炎天下に転がっていたこともあります。

 ある日、上官がついに諦めたんです。彼らだって、毎日殴り続けるのは疲れますからねえ。

 それに、僕のような人間を前線に出すわけにはいかないでしょ。邪魔になるだけですし、全体の士気も下がる。

 結局、後方に回されて、衛生兵みたいな役割を与えられるのですが、まあ、どこにいても戦地は危険でした。

 流れ弾に当たったこともあります。腋の下を貫通したんです。だからと言って、満足に薬もありませんから、寝ているしかない。

 そのうち傷が化膿して、ひどい熱が出ました。顔のまわりを蠅がぶんぶん飛んでいました。朦朧としていましたが、それはわかりました。

(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)

2 : 2025/05/01(木) 06:51:59.67 ID:GMvGX2a90
昨夜のファミリーヒストリーでは三國連太郎はろくでもない男
14 : 2025/05/01(木) 07:08:38.85 ID:qp0aI8860
>>2
息子佐藤はもっと父を憎んでるかと思ってたが
マスゴミが勝手に言ってるだけだったね

でも三代目の宣伝したのはなんだろ
忖度?

4 : 2025/05/01(木) 06:52:16.85 ID:uwF8aM+G0
昭和天皇ヒロヒト
「原爆落とされたのは仕方ないね~」
5 : 2025/05/01(木) 06:58:18.62 ID:OBKZp/qz0
水木しげるのラバウル戦記はおすすめよ。
嫌々戦争に行った人間のリアルな体験が描かれてる。
27 : 2025/05/01(木) 07:45:45.57 ID:sd/Y1vWY0
>>5
水木さんの戦記物と最近ではペリリューが好き
32 : 2025/05/01(木) 07:58:08.11 ID:qp0aI8860
>>5
でも
水木さん自身は帝国海軍好きなんよね
6 : 2025/05/01(木) 06:58:37.34 ID:MsCv9ydC0
誰も戦争責任を取らない国てのが恐ろしい
17 : 2025/05/01(木) 07:18:59.19 ID:tu94GGrh0
>>6
戦争責任を取った国て何処よ?
7 : 2025/05/01(木) 07:00:00.57 ID:8TVmb0C/0
バカ面して殺し合いやらされてるだけだからな
近代戦争なんてのは単なる殺戮イベント
仕掛けてる連中は何時も同じ
8 : 2025/05/01(木) 07:02:04.89 ID:8TVmb0C/0
国家間の対立なんてものはない
世界には極一部の支配者と、人類の殆どを占める奴隷がいるだけ
9 : 2025/05/01(木) 07:03:18.01 ID:8dN+khlf0
さすがに今のこの政府のために命を差し出したくはない
10 : 2025/05/01(木) 07:03:21.56 ID:srdrHTQD0
人殺しが英雄になるのが戦争
人殺しが非難されるのが平時

ただそれだけの話
コミュニティーは集団洗脳状態だから、簡単にこの価値観が変わるんだな

11 : 2025/05/01(木) 07:04:06.63 ID:MiIma+k10
「赤い運命」の元満蒙開拓団の役は凄みがあった
12 : 2025/05/01(木) 07:05:19.75 ID:BWF5YS7f0
政治家の意識なんて戦争中も今も変わらないんだろうな
日本人から毟り取った税金を海外にバラ撒いてる政治家見てるとそう思うわ
あいつら国民を自分たちの欲望を満たすための道具としか思ってない
13 : 2025/05/01(木) 07:07:22.26 ID:D7fpFHyT0
それであんな変人になっちゃったのか
15 : 2025/05/01(木) 07:10:28.21 ID:hEzb+cL60
戦前は、華族とか、高級官僚の子息は兵役を免れて、一般人だけが徴兵されて前線にだからなぁ
イギリスみたいに、身分の高い人間は率先して国民の盾になるじゃなくて、国民を盾にするが日本式。
30 : 2025/05/01(木) 07:56:33.99 ID:ynZ/UQq00
>>15
社長や管理職、トップは責任取らず、リストラは現場の末端から

挙げ句の果てに、敗戦後に「私は平和主義者、戦争に反対していた。東條が悪い」だもんな
臣民には自刃を要求してきたくせに

31 : 2025/05/01(木) 07:57:02.88 ID:qp0aI8860
>>15
戦前は兵隊は大変尊敬されてたので
率先して将校になってたせい

そう言われても
まったく想像できんわ

16 : 2025/05/01(木) 07:12:51.52 ID:NxmryIO50
戦争は狂ってるって伝えていかなくちゃ
やってることはただの国家の奴隷同士の人殺しなんだから
20 : 2025/05/01(木) 07:21:41.90 ID:8TVmb0C/0
>>16
国家ですらないけどな
国家間の対立なんてものは存在していない
そういう演出があるだけ
34 : 2025/05/01(木) 08:00:55.98 ID:TuyXVe9u0
>>16
国家間の対立も実際は資本家の対立。金持ちが自分たちの利権を守るために愛国心を煽り大衆を捨て駒として戦地に送り込み殺し合わせる。戦争を煽る資本家は本土の安全な場所でふんぞり返ってるだけ。

立ち向かうべき真の敵は背後にいる。

18 : 2025/05/01(木) 07:20:05.46 ID:y8PUOur30
一生敗戦国で終わるわけにいかないからもう一発戦争やらんと。
19 : 2025/05/01(木) 07:21:21.60 ID:tu94GGrh0
この人の事は小学生の時にやってた時代劇の女鼠小僧の相方役で初めて知ったから
てっきり3枚目俳優だと思ってた
21 : 2025/05/01(木) 07:22:42.47 ID:8TVmb0C/0
世界各国の中央銀行を誰が支配しているか
22 : 2025/05/01(木) 07:22:57.79 ID:J+ZS2g9F0
生き残った自分が正義で死んだ奴は阿呆
って立派なサヨクじゃないですか
23 : 2025/05/01(木) 07:28:20.68 ID:ynZ/UQq00
天皇陛下ばんざーい
その子孫をまだありがたがってるんだもんな
統一教会、オウムの信者をバカにできないね
24 : 2025/05/01(木) 07:28:24.08 ID:7otXn7Is0
男塾を否定するのか
28 : 2025/05/01(木) 07:48:30.72 ID:Kz/i9U590
野坂昭如も火垂るの墓はファンタジー
とエッセイで書いてたからな
実際は足手まといの妹が死んでホッとしたそうだ
29 : 2025/05/01(木) 07:55:23.22 ID:yA+Sus/T0
ファンタジーというより、自分を思いやりのある人物に見せかけるための厚化粧整形のようなものでしょう。偽善が悪いとは言いません。そもそも“偽善の気持ちすらない”からこそ、ヘラヘラしながら「本当はさ〜」なんて言い出すのでしょう笑。偽善っぽいことを口にしていたのも、結局は敗戦後の“61石井軍隊行進教室”で石井に忖度をしていい点をもらうため。そんな節操のなさが透けて見えるようで、嫌らしいのです笑。
33 : 2025/05/01(木) 07:58:11.90 ID:yA+Sus/T0
戦前も戦後も、61軍隊行進教室の石井に忖度をする発表しかしない姑息な子どもみたいで、嫌らしい笑。

コメント

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