日本人世界王者対決で 奇跡の12R大逆転TKO負け食らったユーリ阿久井「ストップに異論はない」 顔面がとんでもないことに

最終回ＴＫＯ負けのユーリ阿久井政悟「ストップに異論はない。打たれていたからしょうがない」…寺地拳四朗との王座統一戦から一夜明け会見
https://hochi.news/articles/20250314-OHT1T51092.html

　ＷＢＣ＆ＷＢＡ世界フライ級王座統一戦で寺地拳四朗（ＢＭＢ）に１２回ＴＫＯ負けした前ＷＢＡ同級王者・ユーリ阿久井政悟（倉敷守安）が１４日、都内で一夜明け会見に出席した。

　試合後は口元の治療のため病院に直行し、上唇を２針縫合。午前４時ぐらいに寝たという。前夜の激闘を「調子は良かった。昨日だけ拳四朗選手を上回ってやろうと初回から全力でいったが、最後にいいのを食らっちゃいましたね」と振り返ると、フフフ、と苦笑がこぼれた。

　１１回終了時、ジャッジ２人が１ポイント差でユーリを支持していた。最終回は「ここをとった方が勝ちだと思った。倒しにいくつもりでいった」が、拳四朗の連打を浴びてＴＫＯ負け。レフェリーストップのタイミングについて「最後まで狙っていたが、打たれていたからしょうがないかな。ストップに異論はないです。無事にリングを下りられたことがでかい。ストップに関しては、何も言うことはないです」とコメント。守安竜也会長も「本人がそう言うなら。端から見てちょっと早いかなと思ったが、本人が効いていたというから仕方ないです」と続けた。

　試合後に流した涙については「これで負けたらしょうがないぐらいの気持ちで仕上げてきた。それでも及ばず悔しくて、あんな感じになりました」。６月に第３子を出産予定の妻と試合後に連絡をとり「とりあえず、無事に自分の足でリングを下りてくれてよかった、と言われました」と明かした。