群馬県に「カトリーヌ・ドヌーヴ(80)」が滞在中。シェルブールの雨傘やルイス・ブニュエル作品で有名なレジェンド女優

カトリーヌ・ドヌーブさん、高崎市内で主役映画を撮影　フランスを代表する俳優　2025年以降に公開

群馬県高崎市は、フランスを代表する俳優カトリーヌ・ドヌーブさん（80）主役の映画「スピリットワールド」が1月、市内で撮影されると発表した。ドヌーブさんは6日から10日間ほど市内に滞在し、撮影に臨む。
映画は日仏シンガポールの3カ国共同製作。シンガポールの鬼才エリック・クー監督が、映画「家族のレシピ」（2019年）に続き高崎でメガホンを取る。日本ロケは高崎が中心で、市によると市有施設や公園などで予定されている。
映画「シェルブールの雨傘」（1964年）などで知られるドヌーブさんは、歌手クレアを演じる。日本ツアー中に突然、死を遂げるが、魂は異国の地で生き続け、別の亡霊とともに死後の世界を旅して救済や愛を見つける内容。各国の国際映画祭に出品予定で、公開は2025年以降の見込み。
映画撮影や23年2月に同市で開かれた「東南アジア映画週間」で市内を巡ったクー監督が街並みを気に入り、今回の撮影につながったという。
富岡賢治市長は「市内での撮影にぜひ協力したい」と歓迎した。（石井宏昌）

https://www.tokyo-np.co.jp/article/301353