【元サッカー日本代表】播戸竜二『孤狼の血2』で俳優デビュー　“賭場”で真剣勝負

俳優の松坂桃李が主演を務める映画『孤狼の血 LEVEL2』に、元サッカー日本代表・播戸竜二が出演することがわかった。本作が俳優デビュー作となる播戸は、「やる時はやるぞという気持ちで挑みました」とコメントした。

本作は、第42回日本アカデミー賞をはじめ数々の映画賞を受賞した白石和彌監督作『孤狼の血』（2018）の続編で、原作シリーズでは描かれていない完全オリジナルストーリー。前作から3年後の広島の架空都市・呉原市を舞台に、裏社会を治めていた伝説の刑事・大上章吾（役所広司）亡き後、その遺志を受け継いだ若き刑事・日岡秀一（松坂）の“その後”の姿を描く。

　前作に続き白石監督がメガホンをとり、主演の松坂のほか、鈴木亮平、西野七瀬、斎藤工、村上虹郎、早乙女太一、吉田鋼太郎、中村梅雀、遠藤憲一、中村獅童、音尾琢真、矢島健一ら豪華キャストが出演する。

　兵庫県姫路市出身の元プロサッカー選手で、フォワードとして2006年～2008年には日本代表としてもプレーした播戸。現在はサッカー解説者として、また2月からはWEリーグの理事も務めるなど、今なお日本サッカー界へ貢献し続けている。

　そんな播戸が本作で演じるのは、賭場で勝負する男役。時代を感じさせる衣裳に身を包み、本編では尾谷組が取り仕切る賭場で真剣な勝負師の眼差しを披露している。

　「映画出演のお話をいただいたときからずっと“どういう風な感じなんやろな”と思っていましたが、現場はやはり相当な緊張感があり、サッカーで言うと“絶対に負けられない試合”みたいな空気が、お芝居のやり取りの一瞬一瞬にありました」と撮影を振り返る播戸。

　「貧乏ゆすりをしたり、『次、勝たなきゃ！』みたいな気持ちをもっと出して」「周りの客を気にして窺うような仕草をして」といった監督からのアドバイスにより、「前日のリハーサルも含め役作りに活かすことが出来ました」と語り、「“目の前のことに集中する”というのはサッカーでもお芝居でも同じで、賭博でも何でも、やる時はやるぞという気持ちで挑みました」とコメントを寄せた。

　映画『孤狼の血 LEVEL2』は8月20日より全国公開。

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