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https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20241019/5050028662.html

馬毛島の自衛隊基地建設現場 重機が穴に転落し男性死亡

１８日夜、鹿児島県の馬毛島で進められている自衛隊基地の建設現場で、重機が深さおよそ４メートルの穴に転落し、運転していたスリランカ人の４０代の男性が死亡しました。

警察によりますと、１８日午後８時半ごろ種子島の西之表市沖の馬毛島で進められている自衛隊基地の建設現場で、油圧ショベル機が排水をためる穴に重機ごと転落しました。

この事故で油圧ショベル機を運転していた、スリランカ国籍で秋田県に住む建設作業員、ラナトゥンガ・アラチチレ・ジャナカ・ニシャーンタ・ディサナヤカさん（４３）が、種子島の病院に搬送されましたが、およそ３時間後に死亡が確認されました。

転落した穴は深さがおよそ４メートルで、当時は水が流れやすくするために穴の周辺でのり面をつくる作業をしていたということです。

馬毛島では去年１月からアメリカ軍の訓練などにも使用される自衛隊基地の工事が進められ、防衛省は、先月、人手や資材の不足などで完成時期が３年遅れる見通しを示しています。

工事を発注した国土交通省九州地方整備局によりますと、事故の原因がわかり再発防止対策を講じるまですべての作業を一時中断しているということです。

馬毛島で続く自衛隊基地の建設工事で作業員が死亡する事故の発生は初めてです。

この事故を受けて鹿児島県は国に対し、工事における安全確保に万全を期すことなどを口頭で申し入れました。